能登半島地震から思うこと
- Humming Bird
- 2024年1月17日
- 読了時間: 3分
2024元旦に能登半島地震が起き、大変な新年の幕開けとなりました。
亡くなられた方々に謹んでお悔やみ申し上げますとともに、被災された皆様にお見舞い申し上げます。
今回の地震では建物の被害が、東日本大震災を上回る数となっています。それゆえいつにも増して建物の耐震改修の重要さが叫ばれています。
私も、建築に携わる者として、建物の倒壊で多くの犠牲が出ていることに、深い思いを巡らさざるを得ません。そしてリフォームの時には地震、昨今の激しい気候変動を考慮にいれていく必要性を改めて感じます。
メディアの情報を見ていますと、とにもかくにも耐震補強をすべきだ、という声が多くみられます。こういう大きな地震で建物の被害が多くあったというと、「古民家はヤバい」「新耐震基準を満たしていないものは早急に対策を」「国で補助を」という声が多くみられます。
しかし現実はどうでしょうか。築年数が50年以上、耐震基準を満たしていないお家は全国に数知れず。実にたくさんのお家があり、その土地の特性、環境が違えば家も違う。住む人も千差万別。
また、住宅に関してはもう一つ考慮すべきこととして 今、住宅をリフォームしようとすると省エネ基準を満たすものにする必要があります。それをするのに断熱サッシが必須となりますが、これがとっても高価なのです。国の助成金もありますが、それをもらうには条件をそろえる必要があり、恩恵を受けるためには結構高額な工事をすることになります。
昔に比べると「家」は、建てる時だけでなく直すことにも大変コストがかかる時代なのです。それを、日本全国のすべての既存建物に十分に施すことが現実的に可能かどうか。耐震改修が行われても、時間はどんどん経過して、10年、20年はあっという間です。改修の必要な建物は次から次へとあります。
昔からの家があり、あとは静かに暮らしたい、という方にとって、家にばかりコストをかけるのはどうかと思うのも無理はないでしょう。コストをかけるということは、生きるエネルギーを費やすことです。
地震の他にも豪雨などの水害や、熊などの野生動物の出没も毎年起こっています。
もっと根本的に「住む」ということを、システムから考え直す時がきているのではと思うこの頃です。いろんな視点から、これからの住環境を考えていく必要があります。
私たちがすぐにできることは何かといえば、常日頃から住環境に関心を持ち、こまめなゴミ片付け、メンテナンス、必要な場所は耐震なども含めてリフォームをするということが大きな被害を避けることにもつながるかと思います。
飯田リフォームセンターでは、住まいの環境について、そのお宅に最適なことは何かを考え、明日を生きる活力になるようなリフォームを手掛けていきたいと思っています。細かなことからでも、どうぞお気軽にご相談ください。
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